◎F坂さん製作のD-10改 ◎使用ユニット FOSTEX FE-108Σ ◎製作及び塗装後の試聴のご感想をメールにて頂きました。 F坂さんのご了解を得て原文のまま公開致します。 D−10改製作は、電動ドライバ使用とはいえ、ビスが逃げていくのを押さえつつ正確に打つ、しかも片側の エンクロージャーで150本以上打つなど、製作はなかなか大変でしたが、Y本様のわかり易い解説と正確な カットに助けられ、完成させることができました。塗装もいい感じで仕上げることができました。 SPユニットはFE108狽ナ、今まで使用していたエンクロージャーから外してD−10改にセットしたも のです。(バッフル板のSPユニット固定ネジは、FE108狽ヘ4本なのですが、FE108E白イ達に備 えて8個にしてあります) 最初の音出しですが(塗装前)、今までと同じユニットとはとても思えない衝撃的な響きです。10センチユ ニットとは思えない低音がとても良く出てくるではありませんか。中域から高域も伸びやかに再生され、柔ら かい空気感が心地好いです。ボーカルでは、「こんな声を出していたのか!」、と思わせる生々しさを感じます。 今までのエンクロージャーで、押さえつけられていた音が解き放たれ、豊かな響きとともに一気に噴出した感じです。 「10センチユニット=非力」の先入観をみごとに覆されました。設計の妙と、強固な躯体によって齎されるも のなのでしょうか。 塗装後は、まず低音がほど良く制動が効いて引き締まり、中域から高域はさらに緻密になって、煌びやかさが増し ています。 今までのエンクロージャーではツイーターを載せていましたが、いらないようです。 さらに上のクラスにレベルアップした感じです。Y本様が仰られたとおり、やはり塗装効果は絶大ですね。 エージングはまだまだこれからですが、楽しみです。とても良いエンクロージャーを手にすることが出来ました。 この度は本当に有難うございました。 ※塗装に関してF坂様に刷毛塗りの失敗しない方法を伝授致しました、しかしエンクロージャーの製作精度などは画像でも 判断できますがF坂様の器用が有ればこその塗装の出来だと思います。(本当に刷毛塗りと言わなかったら思わないでしょね) 塗装の効果で低域の濁りが無くなり中高域に影響しなくなり、ツィーターが要らなく感じるのだと思います。