◎H澤さん製作のD-10改 ◎使用ユニット FOSTEX FE-108EΣ ◎製作試聴後のご感想をメールにて頂きました。 H澤さんのご了解を得て原文のまま公開致します。 初めましてY本様。 私はH澤と申します。オーディオが好きで真空管アンプと自作スピーカー でジャズを楽しんでおります。 キット屋さんのホームページで拝見して、D-10改を製作しました。 どうしてもうまく鳴ってくれないFE108EΣ用の最後の箱として、このD-10改 でだめだったらもうFE108EΣは終わりにしようと思って作りました。 添付写真にもありますように、キット屋さんからVP-mini300MkIIキットを 購入し同時進行でアンプとD-10改を製作いたしました。 完成して早速音を出してみてびっくりです。 今まで作った箱では300ヘルツから下がだら下がりで1000〜2000ヘルツ から上が張り出しすぎで、キンキン、カンカンした音にしかなりませんでした。 D-118というバックロードホーンも作りましたが、こちらは60〜300ヘルツ あたりが異常に盛り上がり300〜2000ヘルツあたりがガクッと引っ込み ちょっと聴きは迫力があって良いように聞こえましたがしばらく聴いていると 違和感を覚えました。 Y本様設計のD-10改は60〜20000ヘルツをほぼフラットに再生してくれます。 使うのを諦めかけていたFE108EΣが生き返りました。 もう一枚の写真にありますように私のメインスピーカーはJBLのWウーファー と大型ホーンを組み合わせた5WAYでチャンデバを使ったマルチアンプシス テムです。ミッドバス用にY本様と同じVP3488を使っています。 もちろん大型の5WAYとD-10改を単純に比べるわけにはいきませんが、 音楽を聴いて楽しいのは大きい小さいは関係ありません。 このところはD-10改で音楽を楽しむ時間が多くなっております。 ただ私の工作技術と設置の拙さなのか、あと少し低域の分解能が上がって くれると良いなあと思っています。 吸音材を含めた使いこなしをあれこれやってみようと考えています。 Y本様のホームページもだんだん充実してきているようですね。 これからも時々拝見させていただきます。 この度は本当にありがとうございました。D-10改の音の良さに感激して このようなメールを出してしまいました。