◎DSDネイティブ再生
○最近、極一部の人の間でDSDネイティブ再生がブームに成っています。
私も友人にDSD-DACを製作して頂いてから、DSD本来の音で有ると思われるDSDネイティブ再生が可能に成った。
使っているDACチップはFN1242、この友人が作ったDSD-DACですがPCM・DSD64が自動で識別して再生可能です。
何気ない機能だと思いますが、一番最初はセレクターが付いていて、PCM・DSDの切替が必要でした、使って
分かった事ですが自動切り替えが出来ないと本当に不便でした。
再生にはWindows7インストールのデスクトップPC(再生専用機・Win7・SSD)USB→XMOS(XS1-L2)→S/PDIF→
DSD-DAC→プリアンプ→パワーアンプ→スピーカーと繋がっています。
DSDネイティブ再生の音を最初に聞いた時の印象ですが、本当に必要な音(録音されている音)以外出てこない
と言う印象でした、PCMの音を聴くと何でしょうか雑味の有る音に感じ、高域の五月蠅さは雑味とか歪みだった
と言う印象です。
音の帯域は上下共に伸びています、特に低域の伸びはPCMの出方とは違い、膨らまないで芯の有る音質です。
高域も伸びていますが、耳障りな音質では無く自然な感じの出音です。
少し聴き込んで行くと、音の広がりは左右・前後だけで無く上下にも感じられます、PCMではそれほど感じられ
無かった事です。
音全体に自然な感じです、高域も良く伸びていますが五月蠅さは全く有りません、試しにCDからDSD64に変換し
て聴き比べをしてみました、CDソースからの変換でも随分音質が変わります、全体にDSDソースと同じ印象に変
化します。
一度この音を聴いてしまうとDSDネイティブ再生から離れられ無く成ります。
少し前にES9018を2個使用したDACを持って来て頂いて、自分のシステムで聴く機会が有りました、このDACの解
像度の高さには参りました、電源からセパレートしているからなのか、定位感も今まで感じた事が無い位良か
ったです、また一段と上下に広がる感覚です、それともう一つ驚いたのはPCM音源でも私のDSD-DACの音を凌いで
いるのではと思える音質でした。
実はES9018の音質に填まりまして、友人に時間が出来たらと言う事で製作依頼していますので、次回作のDACが
出来上がって来るのが楽しみです。
仕様はDAC基盤を2枚使い、電源から独立させる仕様です、アナログ段はLH-0032を使う予定。
今のDACを使って分かった事ですが、DSDファイル再生では再生ソフトでボリューム変更不可能なので、DACチップ
の機能を使ってリモコンボリューム付き、これは非情に便利に使えると思います。
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