◎DDC(デジタル・デジタル・コンバーター)

   ○SV-192Sを購入してUSB経由で暫く音楽を聴いていましたが、更なる音質を求めてSV-192S の機能をフルに使いこなして見たくなりました。
    そうなるとUSB経由では現状は48KHz・16Bitでの再生が最大、それ以上サンプリング周波数を上げての再生は必然的にDDCが要ります。
    最初に購入したのはHifaceでした、48KHz・16Bitの制限から一気に192KHz・24Bitのソースを再生可能と成りました、最初に聴いた時の
    印象はやはりUSB出力とは音質も可成り良くなり、全ての面でUSB経由の音を凌いでいました。

    こうなると人間欲が出る物でHifaceより更なると言う事で色々と物色しているとXMOSのUSB Audio 2.0 Reference Designと言う評価用の
    基盤が販売されているのをネットで見つけました、評価用の基盤ですから正常に動作するかどうか不明でしたが、ネットを見ると正常に音
    が出ている様なので友人と一緒に購入。
    購入後直ぐに友人にオプチカル出力しか無かったボードをコアキシャル出力出来る様に改造して頂きました、最初に音を聴いてHifaceの音
    が私的には若干低域の分解能が甘いと言う印象でしたがXMOSの音はこの辺の解像度が上がりました、音の分離・定位の良い感じです。

    それならと言うことで先に買ったXMOSのXS1-L1の兄貴分に成るXS1-L2の音も確認したく成り追加で購入しました。
    何が違うかと言うとマルチコアに成っていまして、L1と比べるとチップ処理能力は倍に成っているのと入出力のチェンネル数が増えています。
    ロックも入れられる様に成っています。
    此方は私には必要ない機能ですので何時かはファームウェアで停止したいと思っています。(出来るかは不明ですが)
    
    音質はL1を凌いで本当に良いです、音に重さが出ました。
    JAZZの曲などで今までだったらシンバルの音が軽すぎるな〜と思っていたソースなども良い感じの重さが加わり随分良くなりました。

   ○評価用のドライバーをインストールするとSpy Tool と言うソフトがインストールされています、このソフトは名前で想像で出来ますが
    ボードのIN・OUTのデータをリアルでモニターなど出来ます、私の環境ではバッファを設定範囲一杯まで小さくして2時間位再生した後に
    確認すると完全一致しています、これで基盤で化けデータを作成していないと言う確認が出来ました。

    下の画像はSpy Tool をハードコピーした物ですがData Packets などの数値が完全一致しているのが分かると思います。

    *USB Audio Class 2.0 と言う標準規格で動作します、しかし現在はWin系のOSでは標準対応していませんのでドライバーが必要です。
    Mac・Linux系は新しいヴァージョンでは標準で対応しています、私が使っているUbuntuのドライバー無しでUSBに挿すと直ぐに使えました。
    *XS1-L2は現在評価用にダウンロード出来るファームウェアは標準のUSB Audio Class 2.0では無く、マルチポート対応と言うことでXMOS独自
    の規格の様です。
    







  ◎現在使っているDDCです。(XS1-L2)






  ◎左が現在使っているDDC(XS1-L2)・右がXS1-L1です。


	  大きさと入出力の違いが分かると思います、面積比4倍位の違いが有ります、私には必要ないのですがADATと言う規格
	  も使える様です、オプチカル1本で多チャンネルのデータを載せる規格の様です。
      L2は外部電源を接続出来ます、デスクトップでしたら電源無しでUSBバスパワーで問題なく鳴りましたが、ノートでは
	  バスの電源不足の様で電源が必要でした、標準で付いて来た電源はスイッチング電源の様ですので一度バッテリーで
	  電源供給して音質を確認したいと思います。

	  *評価ボードなのでPCに詳しく無かったら手を出さない方が良いと思います。



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